ホッブズをダイエット・筋トレに活かす理由
「トマス・ホッブズ? それって政治哲学じゃないの?」
なんて言われそうですが、実は彼の思想はダイエットや筋トレの本質を貫く、とんでもないヒントの宝庫なのです。
イギリスの哲学者トマス・ホッブズ(1588-1679)は、代表作『リヴァイアサン』で「自然状態=万人の万人に対する闘争」という強烈な概念を提唱しました。
欲望がぶつかり合うカオスを制御するには、強力な主権者のもとで“社会契約”が必要だと語ります。
これをダイエット・筋トレに当てはめると、
- 「美味しいもの食べたい!」
- 「でも痩せたい、筋肉つけたい!」
- 「今は楽したい…明日から頑張ればいいか…」
という、脳内“闘争”が勃発している状態そのもの。
本記事では、そんな**“自然状態”のカオスをどうやって収拾するか**を、ホッブズ哲学の視点で紐解いていきます。
✅ リヴァイアサン1
自然状態のカオス:なぜ私たちは挫折するのか?
ホッブズいわく、人間は本来「自己保存の欲望」「快楽への欲求」に突き動かされる存在。ダイエット・筋トレも「痩せたい」「筋肉をつけたい」などの目標・目的がある一方で、目先の誘惑(美味しいお菓子、ゴロゴロしたい欲求)に日々さらされます。
これを「自然状態」に放置すると、多くの場合、モチベーションのアップダウンや、、一時的成功→リバウンドの無限ループに陥りがち。
心理学的にも「意志力には限界がある」という研究が盛んです(Baumeister, 2011)。
つまり、人間は意外と、もろい。
だからこそ、制御の仕組み(=社会契約)を導入すべきだと考えられるわけです。

強力な主権者とは何か:ホッブズ理論の肝を解説
ホッブズは「万人の万人に対する闘争」を終わらせるためには、人々が相互に“権利”を譲り渡し、強力な主権者(リヴァイアサン)へ服従する契約を結ぶ必要があると説きました。
そうすることで平和な社会が築かれる
ダイエットで言えば、
- 無制限に食べたい権利を一部手放し、
- 決められたルールに従う
そうすることで、カオスを回避するわけです。
例えば、ジムのパーソナルトレーナーを“リヴァイアサン”と見なすのも面白いでしょう。
「毎週○回、トレーニングメニューを必ず実施」「甘い物は禁止」などキツめのルールがあると、自力で挫折しそうなときも“仕方がない”という形で行動を継続できます。
あるいは、家族や友人に「私が約束を破ったらペナルティ!」を宣言するのも手です。


“ホッブズ哲学流”ダイエットの4ステップ

(1) 明確なルールづくり
「漠然とした目標ではなく、紙やアプリで明記する」ことが大事です。
たとえば、
- 食事の制限:1食あたりタンパク質○g、炭水化物は夜○時以降禁止
- トレーニング頻度:週3回、1回につき最低30分以上の筋トレ
これらを書き出し→可視化→コミット。
行動心理学の研究(Gollwitzer, 1999)でも、「実行意図(Implementation Intention)を明確化するほど、行動の持続率が上がる」ことが示されています。
✅ 90日つけるだけ健康ノート
(2) 強力な主権者を設定
- コーチやトレーナー:最強の第三者があなたの混乱を鎮める
- SNSコミュニティ:仲間と進捗を共有、みんなで秩序を守る
- タスク管理ツール:数値化と記録で情け容赦ない“追跡”を受ける
人それぞれ“主権者”の選択肢は異なりますが、自分ひとりの判断では逃げ道があると感じるなら、他者やシステムを巻き込むことがおすすめです。


(3) ペナルティ&リワード(飴と鞭)
- ペナルティ
- ルール違反を犯したら、翌日は有酸素30分追加 or 家族に○円支払うなど。
- ルール違反を犯したら、翌日は有酸素30分追加 or 家族に○円支払うなど。
- リワード(ご褒美)
- 1ヶ月クリアで新しいトレーニングウェアを買う
- “チートディ”を設定し、好きなものを楽しむ
- 1ヶ月クリアで新しいトレーニングウェアを買う
アメとムチを明確にすることで、自己コントロールの成功率が格段に高まるとされています(Skinner, 1953)。
(4) 定期的な見直し
「自分との契約」は、、一度結んだら終わりではありません。
身体状況や、、生活リズムは変化するので、定期的な振り返りや調整が必須。
厳しすぎる契約は逆効果ですから、柔軟な修正を意識しましょう。
✅ Testosterone式 史上最強のダイエット
専門家の見解&最新の研究で裏づけをとる
- 栄養学の視点
アメリカ栄養学会(ADA)は、持続可能な食事法を組み立てるうえで「自己モニタリング」が最も重要なファクターの一つと報告しています。
主権者の存在が“自己モニタリング”をサポートしてくれれば、より成功率アップが期待できるわけです。 - トレーニング科学の視点
WHOの「成人の運動ガイドライン」では、週150分以上の有酸素運動+筋力トレーニングを推奨しています。
これを守るべく、強制力のある“社会契約”を使うのは理にかなっています。 - 心理学の視点
「誘惑に打ち勝つには仕組み化が最強の武器」とする研究が多数(Duckworth et al., 2016)。
ホッブズが言う“強力な主権者”は、まさに仕組み化の王道とも言えます。
✅ 3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる!
メリット・デメリット:適度な不自由がもたらす自由

メリット
- ブレない行動継続
“主権者”に従うことで、迷いや誘惑を、強制的にシャットアウト。
結果、目標に向かって一直線に進みやすい。 - 意思決定疲れの軽減
「食べるか我慢するか」と、、いちいち悩まない。
「守るべきルールがあるから守る」。
これが長期継続の秘訣に。 - 外的サポートによる安心感
自分一人で戦わない安心がある。
必要ならば主権者に相談もしやすい。
デメリット
- 自由が制限されるストレス
ホッブズ的にも“権利”を譲渡するため、、ある程度の不自由はやむを得ない。 - 相性問題
コーチやコミュニティが合わないと、、モチベが逆に下がる恐れも。 - 継続しないと意味がない
“契約”を破棄したら、、一気に混乱へ逆戻りのリスクあり。
ここで大事なのは、不自由に見える契約こそが、最終的には「理想の体を得る自由」や「健康を謳歌する自由」をもたらすというパラドックスです。


ホッブズ流ダイエットを成功させる
- 目標設定は「達成可能な範囲」から
– あまりに厳しいルールを敷くと、契約破綻の可能性大。
最初は「週2回のジム」からなど、現実的ラインがベター。 - 数値化+見える化を徹底
– 体重だけでなく、筋肉量や体脂肪率、食事カロリーや、タンパク質摂取量なども管理すれば、モチベーション維持に貢献。 - 報告先を確保する
– 「今日の食事と運動記録を、LINEで友人に送る」「SNSに公開する」など。
割と、恥ずかしさや誇りが働くので、サボりにくくなる。 - ペナルティが守れないときは?
– 「ペナルティ過多で挫折するくらいなら、ちょっと緩い罰にシフトして継続する方が断然マシ」です。
極度の自虐は逆効果。 - モチベーションに依存しない
– 大事なのは、「モチベーションがなくても動けるシステム」を作ること。
主権者(トレーナー、コミュ、アプリ)との契約があれば、意志力ゼロの日も行動できる。
✅ ダイエットは習慣が9割
まとめ・あなたの“リヴァイアサン”が未来を変える
ダイエットや筋トレを、、自然状態に任せておくと、欲望がぶつかり合い、気づけば挫折…なんてことはザラです。
そこでホッブズ哲学の真骨頂を借り、「自分との契約」を結んで自分に“強力な主権者”を課す。
これは一見厳しそうに思えますが、実は理想の体を手に入れるための最短ルートでもあります。
- 「自分の食事ルールは何か?」
- 「主権者は誰(or 何)がベストか?」
- 「守れなかったとき、どんなペナルティや再調整をする?」
こういった具体的な契約を決めることこそ、ダイエット&筋トレの「万人の万人に対する闘争」を鎮めるカギ。
「自由と不自由がトレードオフ」とわかっていても、やはり結果が出るなら、、試す価値は大いにあります。
さあ、あなたのリヴァイアサンを召喚しましょう。
ルールをしっかり設定し、時には辛口の主権者やコミュニティに頼ってでも、乱れがちなダイエット生活に秩序をもたらしてください。
きっと、今のカオスを超えた先に“なりたい自分”が鮮やかに待っていますよ。


《注意事項・免責》
- 本記事は一般的な健康情報および哲学的視点を提供するものであり、医療的・専門的アドバイスを代替するものではありません。重大な健康問題や疾患がある場合は、必ず医師や専門家にご相談ください。
- ホッブズ哲学は歴史的文脈に基づく学問的議論であり、ダイエット・筋トレはあくまでも一例の応用にすぎません。実践においては、ご自身の生活状況や体調に配慮したうえで無理のない範囲でご検討ください。
これであなたも今日からホッブズ流「自分契約ダイエット」の実践者。
主体的に“契約”を結び、カオスから飛び出すことで、筋肉も意志力も強化しちゃいましょう!
“強力な主権者”とともに、人生の新しいページを切り開いてください。
