加圧ベルトを使って血流を良くする
「血流を良くしたい」そう思っても、マッサージやストレッチだけでは、根本的に改善しないことがあります。
なぜなら、血液を流す“ポンプ役”である筋肉が弱いままだと、どんなに外から刺激しても血管の機能が十分に働かないからです。
そんな時に有効なのが「加圧トレーニング」。
加圧トレーニングは、血流そのものを鍛えるという他にはない特徴を持ったメソッドです。
腕や脚の付け根に専用のベルトを巻き、適切な圧力で血流を一時的に制限しながら軽負荷トレーニングを行うことで、筋肉内部の毛細血管まで血流を呼び覚まします。
トレーニング後には、ベルトを外す瞬間に一気に血液が流れ込み、全身の酸素供給と代謝が飛躍的に高まるのです。
実際、研究では加圧トレーニング中に分泌される成長ホルモンが通常の200倍以上(日本加圧学会発表)になるとも報告されています。
つまり、筋肉をつけながら若返り効果まで狙える、それが「血管と筋肉のアンチエイジングトレーニング」なのです。
✅ 毛細血管をきたえる本 (TJMOOK)

頭が重くて支え切れてない筋力
僕自身、加圧トレーナーとして15年以上、数百人以上のクライアントを見てきました。
その中で、「この人にはぜひ加圧を受けてほしい」と思うタイプが明確にあります。
それが、以下のような人たちです👇
- 肩が前に入っていて、首筋が常にパンパンな人
→ 血流が肩関節で滞留し、乳酸が抜けにくくなっている典型的パターン。
腕を少し動かすだけで肩が重くなる人は、まさにこのタイプです。 - 首・肩まわりの筋肉が極端に少ない人
→ 頭の重み(約5kg)を支えきれず、常に首が前傾。結果的に血流が悪化し、慢性的なコリや頭痛につながります。 - 冷え性や疲労感が強い人
→ 毛細血管の機能低下によって末端まで温かい血液が届かず、代謝が低下しています。
「冷え=血流不足=酸素不足」です。
これらの人たちは共通して、血管がサビついているような状態です。
放っておくと、いくら筋トレやマッサージをしても根本改善はしません。
加圧トレーニングを行えば、血管の拡張と収縮が活発になり、「血管の弾力」=血管年齢の若返りにつながります。
これが、単なる筋トレでは得られない“加圧特有の再生反応”です。

加圧は、常に全力でトレーニングする必要は無い
たとえば、肩が凝りすぎて首まで張っている女性に、加圧ベルトを腕の付け根に巻き、
まずは軽く肩のマッサージを行うとしましょう。
このとき、ただのマッサージよりも“圧がかかった状態”で血流が促進されるため、筋肉が短時間でほぐれやすくなるのが特徴です。
その後、1〜2kgの軽いダンベルで「アームカール」「ショルダープレス」を加圧状態で行う。
たった5〜10分で、肩がポカポカと温まり、顔の血色が明るくなるのを感じるはずです。
これは単なる感覚ではなく、血流量の増加による酸素供給アップが原因。
つまり、筋肉と血管が“再起動”しているサインです。
この仕組みを応用すれば、加圧ウォーキングや加圧ストレッチなども可能。
軽い運動でも、通常のトレーニングに匹敵する代謝向上が得られるのです。
そして重要なのは、加圧は「正しく」行うこと。
圧が強すぎると血流障害を起こすリスクもあるため、必ず専門の加圧トレーナー資格者のもとで行うことをおすすめします。
✅ ササッとわかる「加圧トレーニング」健康法

【まとめ】
加圧トレーニングは、筋トレとリハビリ、そして血管ケアを融合させた「未来型トレーニング」です。
慢性的な冷え性、肩こり、疲労感が抜けない人ほど、その効果を強く実感できるでしょう。
血流が良くなれば、
- 酸素と栄養が身体の隅々まで届く
- 老廃物がスムーズに排出される
- 自律神経が整う
- 睡眠の質が上がる
こうした好循環が生まれ、結果的に見た目年齢や代謝までも変わっていく。
身体の内側から変える──それが「加圧トレーニングが現代人に必要な理由」です。
もしあなたが、
「マッサージしてもすぐ戻る」
「冷えがひどくて代謝が落ちている気がする」
「軽く動いただけで肩が張る」
このどれかに当てはまるなら、加圧トレーニングがあなたの体質改善の鍵になるかもしれません。
✅ 加圧トレーニングの理論と実践
✅ KINGEST® 加圧ベルト スタンダード