ロジカルダイエットとは34×○○
ロジカルダイエットは、科学的根拠にもとづいたダイエット法で、食事量のコントロール・筋トレ・有酸素運動の3本柱を大切にします。
なにが“ロジカル”かというと、「体重をいつまでに何kg落とすには、1日にこれだけのカロリー制限が必要」といった具合に、数字で根拠を示してくれる点です。
- 食事量のコントロール:1日の摂取カロリーを把握し、必要以上に食べない
- 筋トレ:基礎代謝を高め、痩せやすい身体をつくる
- 有酸素運動:脂肪燃焼を促す
「とりあえず食事を抜く」「流行りのダイエット法を真似する」といった曖昧な取り組みよりも、データをもとに1ステップずつ進められるため、リバウンドしにくく継続しやすいのが特徴です。
ダイエット成功のカギは食事管理
私自身、ダイエット成功のカギはやっぱり食事にあると思います。
いくらトレーニングを頑張っても、食事が乱れていては思うような結果は出ません。
とはいえ、食事管理は慣れないうちは難しく感じるもの。
そこで活躍するのが、ロジカルダイエットの「1日の摂取カロリー計算」です。
1日の摂取カロリー計算
- 34 × なりたい体重(kg)
たとえば、、目標体重が50kgなら「34 × 50 = 1700kcal」が、1日に食べてよいカロリーの目安になります。
カロリー表示で全体を把握
- 最初の数日間だけでも、コンビニ食品を活用すると良いでしょう。カロリー表示がはっきりしているので、「どれくらい食べたらオーバーになるか」を実感しやすいです。
そして、ダイエット初期は、バランスより“カロリー優先で進めるのがおすすめ。
細かい栄養バランスを気にするより、目標カロリーを超えない習慣づくりが大切だと感じます。
✅ ロジカルダイエット
日本人向き? ルールやレールがあるほうが続けやすい
私のクライアントさんを見ていると、何か明確なルールやレールがあるとやる気が出るタイプの人が多いと感じます。。
日本人は、学校教育や部活動などで「みんな同じように頑張る」という精神を育んできた方も多いからでしょう。
だからこそ、ロジカルダイエットのように「このカロリー量を守りましょう」とか「この運動を週2回やりましょう」などと示されるほうが、案外続けやすいと感じます。
迷いを減らすメリット
- 毎回「何を食べよう」「どんな運動をしよう」と考える手間が減る
- 数字や目標がはっきりしているので、達成感を得やすい
- 自己流アレンジが少ない分、結果が出やすい
もし「ダイエットってゴチャゴチャ考えるのが面倒…」という方は、決められたルールに従ってみるだけでも思った以上の効果が出せるはずです。
✅ ダイエットは習慣が9割
筋トレ&有酸素運動を組み合わせよう
1. 筋トレ(週2回)
- スクワット・腕立て伏せ・腹筋など、自宅で手軽に始められる「宅トレ」でもOK
- これだけでも基礎代謝が上がり、リバウンドしづらい身体づくりにつながります
2. 有酸素運動(週3回)
- ウォーキングやジョギング、水泳など、心拍数をキープしながら行う
- 脂肪燃焼を促し、減量スピードをアップ
私個人としては、「宅トレも大事だけど、ジムでの高重量トレも大事!」と考えています。
自宅で手軽にトレーニングできるのは魅力ですが、より高い負荷をかけるジムトレーニングは、、筋肉の成長に効果的。
どちらか一方に絞るのではなく、状況や気分に合わせて両方行うのがおすすめです。
✅ 宅トレセット
リバウンドを防ぐポイント
- 短期的な急激ダイエットを避ける
ロジカルダイエットは、無理のないペースで体重を落としていくため、体に過度なストレスがかかりにくいのが特徴です。 - 数字で理解すると挫折しにくい
「なぜこの食事量?」、、「なぜこの運動頻度?」などを、、データや計算で理解できるので、モチベーションが保ちやすくなります。
✅ 痩せる人太る人の30の習慣
まとめ
ロジカルダイエットは、「食事量のコントロール」「筋トレ」「有酸素運動」の3本柱をベースに、数字でダイエットを“見える化”してくれる方法です。
私自身、「ダイエットを成功させるうえでは食事が、とても重要」だと考えていますが、そこに明確な計算式やルールがあると本当にやりやすいと感じます。
さらに、宅トレとジムトレを状況に合わせて組み合わせれば、高い負荷をかけたトレーニングも取り入れられ、効率的に体脂肪を落としやすくなります。
「考えるのが苦手…」という方ほど、まずはロジカルダイエットの“このままルールを守ればいい”という感覚で取り組んでみてはいかがでしょうか?
<今回のポイントおさらい>
- 1日の摂取カロリーは「34×目標体重(kg)」で算出
- 最初はコンビニ表示を参考にしてカロリーを把握
- 宅トレ+ジムトレで効率的に筋肉を育てる
- 有酸素運動も週3回ほど取り入れ、脂肪燃焼を促す
- ルールがあるほうが迷わず続けやすい
難しく考えず、まずは決められた目安に沿ってみる
これがロジカルダイエットを成功に導く秘訣です。
数字とルールを味方につけて、ムリなく&着実に理想の体重や体型を目指していきましょう!
63キロの僕が58キロになるためのシミュレーション
まず、ロジカルダイエットでおなじみの計算式に当てはめると、目標体重58kg × 34kcal=約1972kcal。
1日の摂取カロリー目安は約2000kcal前後を想定します。
ただし、お酒は飲む、揚げ物やお菓子は基本食べないけれど、、お酒のお供にポテトチップスを食べてしまうこともある。
また、和菓子が好きでトレーニング前後についつい食べてしまう……という状況も考慮します。
そんなときは、「絶対にゼロにしない」代わりに「ほかの部分で調整する」という意識が大切。
食事と運動の具体例をざっくりシミュレーションしてみましょう。
食事プラン例
- 朝食(約400kcal)
- オートミール or 玄米+卵+サラダ
- 好きな飲み物(砂糖なし)
- オートミール or 玄米+卵+サラダ
- 昼食(約600kcal)
- コンビニで購入なら、カロリー表示を確認する
- 揚げ物は避け、サラダチキンやおにぎり、野菜多めの総菜などを組み合わせる
- お酒を飲む日の分を考慮し、やや控えめに
- コンビニで購入なら、カロリー表示を確認する
- 夕食(約600~700kcal)
- 飲酒OK。ただし飲み過ぎ注意(ビール中瓶1本 or ハイボール1~2杯などが目安)
- おかずは、低脂質メイン(鶏むね肉・魚・野菜)
- どうしてもポテトチップスを食べるなら小袋程度に抑え、ほかのおつまみはタンパク質系にする
- 飲酒OK。ただし飲み過ぎ注意(ビール中瓶1本 or ハイボール1~2杯などが目安)
- トレーニング前後の和菓子
- トレーニング前後は、、エネルギーを使いやすい時間帯
- どうしても食べたい和菓子があるなら、1個/1回など“量”を決めて小まめに食べる
- 他のタイミングでの甘いものは控える
- トレーニング前後は、、エネルギーを使いやすい時間帯
- 間食(カロリー調整)
- 1日の合計が2000kcal前後に収まるよう、足し算・引き算で微調整
- 「今日は飲んじゃったから、明日の昼食をちょっと軽めにしておこう」など、翌日以降でリカバリーするのも手です。
- 1日の合計が2000kcal前後に収まるよう、足し算・引き算で微調整
✅ ジューシーロースト
運動プラン例
- 週2~3回のジムトレ
- スクワット・ベンチプレス・デッドリフトなど、高重量を扱える種目を中心に
- 補助として、ダンベルやマシンでの筋トレを追加
- スクワット・ベンチプレス・デッドリフトなど、高重量を扱える種目を中心に
- よく歩く習慣をキープ
- 電車やバスを1駅分歩くなど、日常生活での歩数を増やす
- 有酸素運動の一環として、ジョギングやエアロバイクもおすすめ
- 電車やバスを1駅分歩くなど、日常生活での歩数を増やす
- 宅トレの活用
- 忙しい日は、自宅で腕立て伏せやプランク、スクワットなど軽めの筋トレを行う
- 和菓子を食べた分、サーキットトレーニングを取り入れて消費量をアップするのも◎
- 忙しい日は、自宅で腕立て伏せやプランク、スクワットなど軽めの筋トレを行う
- 飲酒日の運動バランス
- 飲酒する日は、カロリーオーバーしやすい傾向に
- その分、運動量を少し増やすか、翌日のカロリーを抑えて調整する
- 飲酒する日は、カロリーオーバーしやすい傾向に
- 長期的な目線で
- 63kgから58kgへの減量は、大きく見れば5kgのダイエット
- 1か月~2か月ほどの期間でゆるやかに落とすのがおすすめ
- 急激に減らすとリバウンドしやすいため、1週間~10日で1kg減を目標にすると無理が少なくなります。
- 63kgから58kgへの減量は、大きく見れば5kgのダイエット
✅ 噂のタバタトレーニング
ストレスフリーに続けるコツ
お酒やお菓子を一切断つのは、ストレスが大きいもの。
ゼロにしなくても、計画的に摂取量を管理していけば、ダイエットを続けやすくなります。
- カロリー計算で現実を把握:1日の摂取目安2000kcal前後に収める
- 揚げ物は控えめ:余計な脂質カロリーをカット
- 和菓子はトレーニング前後に少量:エネルギー消費が高まっている時間帯を活用
- 歩く+ジムトレ:こまめに体を動かしてカロリーを消費
迷ったときは、いつもの計算式「34 × 目標体重(kg)」を思い出し、飲酒やお菓子で増えそうな分は一日のどこかで差し引きましょう。
小さな積み重ねを続けることで、63kg→58kgの目標も十分達成可能ですよ!
こうしたシミュレーションを頭に入れて、ぜひあなたに合ったペースで無理なく続けてみてくださいね。