40代から筋トレに慣れておくべき
40代に入ると、目に見えない形で筋肉は着実に減少を始めます。
実際、厚生労働省の調査によると、40代からは筋肉量が年間1%前後低下し、60代以降になるとそのスピードはさらに加速します。
放置すれば、基礎代謝の低下、内臓脂肪の増加、生活習慣病リスクの上昇という悪循環に陥るのです。
「老化だから仕方ない」と諦める必要はありません。
むしろ40代は、、「筋トレ習慣を始める最後のゴールデンタイム」。
筋力を守るだけでなく、まだ筋肉を増やし、基礎体力を向上させることが可能です。
この記事では、科学的エビデンスを踏まえながら、40代が実践すべきトレーニング戦略を解説します。


筋肉は身体を動かすエンジン
筋肉は、車におけるエンジン。
パワーを生み出し、骨格を支え、血流を促進し、代謝の維持にも不可欠です。
しかし研究によれば、30代をピークに筋肉量は減少し、特に大腿四頭筋(太ももの前側)は、、著しく衰えます。
これは転倒や、骨折リスクを高め、厚労省が警鐘を鳴らす「フレイル(加齢による心身機能の低下)」の主要因となります。
筋肉が減ると…
- 階段を上がるのがつらい
- 姿勢が崩れ、首・腰の不調が慢性化
- 活動量が減少 → 内臓脂肪の蓄積
- 糖代謝の低下 → 糖尿病リスク増大
つまり筋肉は、、“美容と健康のインフラ”。
放置は「未来の生活の質」を確実に下げます。
✅ こうして、人は老いていく 衰えていく体との上手なつきあい方
1日に2回筋トレをする【ダブルスプリット法】
筋肉は、刺激によって成長します。
特に40代では「効率よく筋合成を高める工夫」が必要。
その答えの一つが、、 ダブルスプリット法(1日2回の筋トレ) です。
科学的根拠
・筋肉合成は、トレーニング後 24〜48時間 活性化する
・一方で、タンパク質摂取による筋合成刺激は 3〜4時間 でピークに達し落ち着く
(参考:国際スポーツ栄養学会(ISSN)の立場声明 2017)
つまり1日2回、適度にトレーニング刺激を与えることで「筋合成のスイッチ」を繰り返し入れることができるのです。
✅ いちばん効率がいいすごいジム・トレ
実践例
- 朝:ジムで胸・背中・肩
- 夜:自宅でスクワット、腹筋、プランク
休日に取り入れるだけでも、、体感は大きく変わります。
メリット
- 成長ホルモン分泌が増加 → 若返り効果
- 骨密度アップ → 骨粗しょう症予防
- 持久力と瞬発力の同時強化
「40代だから衰える」のではなく、「40代からだからこそ進化できる」のです。


外を走り、、そしてダッシュ
有酸素運動は、、心肺機能や、脂肪燃焼に効果的。
しかし「歩くだけ」では刺激が不足します。
そこで提案したいのが 短距離ダッシュ。
ダッシュの科学的効果
・骨密度向上:地面からの衝撃は骨芽細胞を刺激し、骨を強くする(米国骨代謝学会誌, 2019)
・瞬発力UP:速筋繊維を刺激し、老化で失われやすい爆発的パワーを維持
・脂肪燃焼:高強度インターバル運動(HIIT)の一種として、安静時代謝を上げる
・メンタル強化:アドレナリン分泌でストレス発散

実践方法
- まずは50m × 3本、7割の力でスタート
- 慣れたら100mへ拡大
- インターバルは、、1〜2分休憩
注意点
・準備運動は必須(アキレス腱ストレッチ、軽いジョグ)
・いきなり全力はNG
・週1〜2回程度が適切
ダッシュは、、「大人が全力で走る」という非日常の体験。
筋肉と、神経系を一気に覚醒させ、若さを呼び戻します。
✅ 走りの極意
まとめ
40代は「筋力低下が始まる年代」であり「まだ逆転できる年代」でもあります。
- 筋肉は身体のエンジンであり、健康・美容・生活の質を守る基盤
- 効率を求めるなら ダブルスプリット法(1日2回の筋トレ)
- 若さを保つなら 短距離ダッシュ
この記事でお伝えした内容は、一般的な「筋トレをしましょう」という枠を超えた、実践的かつ科学的に裏付けされたアドバイスです。
40代からの筋トレは「未来の自分」への最高の投資。
今日から一歩踏み出すことで、あなたの健康資産は確実に積み上がっていきます。
✅ 40代からの筋トレこそ人生を成功に導く
