運動不足以前に、生活の活動不足
現代の生活、便利になりすぎていませんか?
毎日の家事や、移動がほとんど自動化されて、日常生活の中で、体を動かす機会が、激減しています。
運動不足を通り越して、そもそも日常生活の中での、カロリー消費が少なくなりすぎています。
結論として、基本的な生活の中で、もっと体を動かしましょう!
運動しなくても、日常のちょっとした動作だけで、かなり体を動かすことができるんです。
今日は、その方法を一緒に考えてみましょう。
身体を動かさないニート
「ニート」と聞くと、働けない・働かない若者のイメージが強いですよね。でもここでいう「ニート(NEAT)」は、全く別のものです。
【ノンエクササイズ・アクティビティ・サーモジェネシス(NEAT)】というのは、運動以外の、日常生活での活動から、消費されるエネルギーを指します、、日本語で言うと【非運動性熱産生】となります。
家事、歩行、立ち上がり、階段の上り下りなど、エクササイズと呼ばれるような運動を除いた、体を動かす、すべての活動が、NEATに含まれます。
しかし、現代社会では、便利な家電や、テクノロジーの普及によって、NEATが大幅に低下しているんです。
例えば、掃除機や、お掃除ロボットがあるおかげで、掃除の労力が減り、オンラインショッピングで、重い荷物を運ぶ必要がなくなりました。
結果、どんどん身体を動かさなくなり、1日で消費するカロリーが減っています。
ある研究によると、1日あたりのNEAT【非運動性熱産生】が、50〜150キロカロリー減ることで、年間で、5キロも太る可能性があると言われています。
日常生活の中で、NEATを増やすだけで、自然と、体重を管理することができるんです。
だから太る、だから運動しなきゃいけない
日常で、体を動かす機会が減ると、体は、自然と太りやすくなります。
体重が増えるだけでなく、体調も悪くなりがちです。
例えば、昔は、掃除がもっと労力のいる作業でした。
今では、お掃除ロボットがやってくれるし、磨き掃除の機会も減っているため、腕や肩を、あまり使わなくなっています。
また、買い物も、ネットで頼めば、家まで届けてくれるので、重い段ボールや、買い物袋を、持ち運ぶことが少なくなりました。
その結果、筋力が衰えて、腰が痛くなったり、姿勢が悪くなったりします。
こうした便利な生活が続くと、どんどん体を動かさなくなり、健康に影響が出てしまうんですね。
改めて、自分が動けることを全力で
というわけで、日常生活の中で、できることを全力でやってみましょう!
例えば、掃除をするなら、あえて雑巾がけを取り入れてみてください。
物を取るときは、スクワットのように、しゃがんで体を使うと、脚とお尻が鍛えられます。
重い買い物を、自分で持って帰ることで、腕や肩も鍛えられ、全身の筋力がついてきます。
さらに、指で袋を持つことで、指や、前腕も鍛えられます。前腕を使うと、脳にも良い刺激を与えるんです。
そうやって、意識して日常の動作をちょっと工夫するだけで、筋力がつくだけでなく、健康的な体づくりができるんです。
全力で窓拭きしてみて
ずっと座りっぱなしで、肩が凝っているという方、多いですね。
長時間のデスクワークで、肩がこり、四十肩のような症状が、出ることもあります。
そこで、あえて全力で窓拭きをしてみましょう。
両腕を、上に上げて、腕を大きく動かすことで、肩の凝りも解消されます。
肩をしっかり使うことで、体全体の血行が良くなり、筋肉も柔らかくなります。
エスカレーター、エレベーター禁止!な気持ちで。
足腰も、使わなければ、すぐに弱くなります。
そして、弱ってから筋トレを始めるのは、かなり辛いので、できれば今から予防しておきたいですよね。
まずはエスカレーターや、エレベーターを使うのをやめて、階段を使いましょう。
足腰を鍛えるための、最もシンプルで、効果的な方法です。
高層階のオフィスや、タワーマンションに住んでいる人は、全部、階段で上がるのは難しいかもしれませんが、工夫して、部分的にでも階段を使うようにしてみてください!
✅ 筋トレは下半身だけやればいい
下半身だけじゃダメなんだけど、、それくらい大事だから、階段も使ってくださいね。
たくさん動いたら、良く寝れる
意外かもしれませんが、日常生活で体を動かさないと、夜の睡眠の質にも影響が出ます。
体が疲れていないと、ベッドに入っても、なかなか寝付けないことが多いんです。
「寝れない」、という悩みを持つ人の中には、体が動いていないために、疲れておらず、眠れないケースもあります。
もちろん睡眠には、他にもいろいろな要因が関わりますが、日常的に体を動かして、活動量を増やすことで、自然と良い眠りにつくことができます。
✅ 運動未満で体はととのう
まとめ
運動不足を感じる人も、まずは日常生活での、活動量を、増やすことから始めてみましょう。
体を、たくさん動かすことができる機会は、日常の中に多くあります。
掃除、買い物、階段の上り下りなど、基本的な動作を、もっと意識して取り入れるだけで、NEAT(非運動性熱産生)を増やすことができます。
運動する時間を、取れないと感じている人でも、日常の動きの中で、体を活発にすることは可能です。
ぜひ、今日から始めてみてください!