“まだ大丈夫”は一番危険な言葉
「老化はしたくない。でも、まだ見た目は大丈夫。」
そう思っている40代は少なくありません。
しかし心理学では、こうした思考を 「現状維持バイアス」 と呼びます。
変化よりも、“今のまま”を選んでしまう脳のクセです。
けれども、身体にとっての現状維持は、「停滞」ではなく「衰退」です。
ピーター・ドラッカーの言葉を借りれば、「現状維持は衰退である」。
私自身、15年以上パーソナルトレーナーとして多くの40代を見てきました。
共通しているのは、「気づいた時には衰えが加速している」という現実です。
身体は1秒ずつ退化している【酸化・糖化・炎症が老化の正体】
切ったリンゴの断面は、数分で茶色に変わります。
これは酸化です。
人間の体内でも、同じことが起きています。
老化の3大メカニズム
- 酸化ストレス
呼吸で生じる活性酸素が、細胞を傷つけ、シミ・シワの原因に。 - 糖化(AGEs)
余分な糖が、タンパク質と結合し、“体の焦げ”が、血管や肌を老けさせる。 - 慢性炎症
食生活の乱れや、ストレスにより、炎症が続くと、血管も肌もダメージを受ける。
ハーバード大学の研究でも「酸化・糖化・炎症」が、加齢の加速要因であると報告されています。
つまり、「まだ大丈夫」と思っている間にも、あなたの体は1秒ずつ退化しているのです。

若返りの第一歩は“やめること”と“やること”
「若返りたい」気持ちがあるなら、最初の一歩は “やめること” です。
- 喫煙:末梢血管を収縮させ、シワを10年早める。
- 過剰な飲酒:肝臓疲労で解毒機能が落ち、肌トラブルを招く。
- 加工食品:腸内環境を荒らし、脳腸相関を狂わせる。
- 慢性睡眠不足:修復ホルモンが出ず、見た目年齢を加速。
✅ 糖と脂で、体は壊れる 疲労、病気、老化の原因「糖化」の正体
その上で “やること” を始めます。
- 腸内環境を整える(発酵食品・食物繊維・プロバイオティクス)
- 良質なたんぱく質を摂取(筋肉・肌・ホルモンの材料)
- 保湿で肌のバリア機能を守る
- 睡眠の質を高める(成長ホルモン分泌のゴールデンタイムを意識)
この「引き算」と「足し算」を始めた瞬間から、老化は“緩やか”になり、若返りの土台ができるのです。
✅ 習慣超大全——スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法
美味しくないし、面倒くさいし【それでも続ける理由】
「野菜中心の食事は味気ない」
「洗顔や保湿なんて男には面倒」
「仕事で疲れて自炊どころじゃない」
この気持ちは痛いほどわかります。
ですが、それこそが 現状維持バイアス。
習慣を変えるのは、脳科学的に「苦痛」を伴います。
ドーパミンが報酬を感じるまでには、一定の“継続”が必要だからです。
クライアントの中には、最初は嫌々だった人が「気づけば週2回の筋トレが習慣になり、肌が明るくなった」と言います。
逆に、逃げ続ければ、ハンバーガーとポテト、夜のラーメンに戻り、10歳老けた顔に…。
変える勇気を持てるかどうかで、未来は真逆になるのです。
✅ 「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因
食べるものを変えて、血流を良くする【男のアンチエイジング三原則】
私が40代の方に指導してきた中で、効果が大きかったのはこの3つです。
① 加工食品をやめる
腸内細菌の多様性を壊し、脳まで影響します。
腸が乱れると「甘い・脂っこい」を欲する悪循環に陥る。
結果、肌荒れ・肥満・集中力低下につながる。

② 血流を良くする
アンチエイジング最大の要は、血流。
血流が滞ると、肌や筋肉に、酸素も栄養も届かない。
- 筋トレで「第二の心臓=筋肉」を動かす
- ストレッチで、血管の柔軟性を高める
- 有酸素運動で、毛細血管まで酸素を届ける
- 加圧トレーニングは、血管を直接鍛え、血流改善に特化(私が資格を持つ分野だから断言できる“最強の血管トレ”)

③ 保湿を徹底する
乾燥は、シワ・たるみの加速要因。
顔・頭皮・手足まで、全身に“浴びるように”保湿を行う。
40代からは必須です。
これらを続ければ、「実年齢−5歳」どころか「10歳若返った」と言われる未来すら見えてきます。
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まとめ【未来の自分に投資せよ】
40代にとって現状維持は「緩やかな死」です。
- 酸化・糖化・炎症は待ってくれない
- 加工食品・運動不足・睡眠不足が老化を早送りする
- しかし「引き算と足し算」を始めれば、未来は必ず変わる
特に 血流改善と保湿 は、私が現場で数百人以上を見てきて「効く」と断言できる習慣です。
健康も若さも、お金と同じ 「資産」 です。
金融資産に投資するように、身体にも投資すること。
現状維持バイアスを壊し、未来の自分に投資できる人だけが、10年後も堂々とした姿でいられるのです。

