健康資産は金融資産より価値がある
40代になると、多くの男性は「老後資金」を考え始めます。
しかし、私はパーソナルトレーナーとして、15年以上クライアントを見てきて、強く感じることがあります。
👉 お金よりも大切なのは「健康資産」だと言うこと。
金融資産は、使わなければ意味がありません。
どんなに資産を積み上げても、筋肉が衰え、血管が詰まり、腸が荒れた身体では旅行も食事も楽しめず、医療費で資産が消えていくのです。
だからこそ、40代から投資すべきは、筋肉・血管・腸。
この3つは、健康資産の「三本柱」であり、未来の自分に複利をもたらす最高の投資先です。
✅ 寿命を自分で決める時代
筋肉は“株式投資”【失えば代謝も免疫も崩壊する】
筋肉は、金融資産でいう「株式」。
投資を続ければ伸び、怠れば減る。
筋肉減少の現実
国立長寿医療研究センターの調査では、40代以降は、 10年で平均8%の筋肉量が減少 することが示されています。
これは「サルコペニア」の始まりであり、代謝低下・肥満・糖尿病リスクの上昇につながります。
筋肉投資のメリット
- 代謝維持:筋肉は基礎代謝の約40%を担う“消費エンジン”
- 免疫力強化:筋肉から分泌される「マイオカイン」が免疫細胞を活性化
- 姿勢改善:体幹筋群が衰えれば猫背・腰痛が進行
スクワットや、ベンチプレスといった“大型株”を軸に、プランクなどの“安定株”も組み合わせた投資が必要です。
✅ 40代からの筋トレこそ人生を成功に導く
血管は“不動産投資”【メンテナンス次第で寿命が延びる】
血管は、金融で言えば「不動産」。
日頃の習慣=メンテナンス次第で、価値は上がりもすれば下がりもする。
血管老化のリスク
動脈硬化は、40代から静かに進みます。
日本動脈硬化学会の報告では、生活習慣病の多くが 血管の劣化=血流不良 によって引き起こされることが明らかになっています。
血管投資の方法
- 有酸素運動で、毛細血管の機能を維持
- ストレッチで、血管の柔軟性を保つ
- 筋トレで「第二の心臓=下半身筋肉」の血流ポンプを強化
- 加圧トレーニングで、血管自体を鍛え、毛細血管を増やす
血管は、目に見えません。
しかし 血管寿命=健康寿命。
この投資を怠ると、突然の心筋梗塞・脳梗塞という最悪のシナリオを招きかねません。
✅ 加圧 ベルト

腸は“現金資産”【日々の流動性を決める】
腸は、現金のように、流動性が高い資産です。
調子が整えば、即日体調が変わり、逆に乱れれば、すぐに疲労や不調となって現れます。
腸内環境と全身の関係
- 腸には、免疫細胞の 約70% が存在(免疫学の定説)
- 腸と脳は「腸脳相関」で直結。腸内環境が乱れると、気分障害や、集中力低下につながる
- 腸が荒れると、栄養吸収が妨げられ、肌や筋肉にも悪影響
✅ 腸が寿命を決める
腸投資の具体策
- 発酵食品(納豆・ヨーグルト・キムチ)で善玉菌を補給
- 食物繊維(野菜・海藻・豆類)で腸内フローラを育成
- 良質なたんぱく質で、腸粘膜の修復
腸はまさに「日々の現金残高」。
毎日の小さな積立が、心身の安定を左右するのです。

投資しないリスク=健康資産の破綻
金融投資にリスクがあるように、健康資産にもリスクがあります。
それは「放置リスク」。
- 筋肉を投資しない → サルコペニア・肥満・糖尿病
- 血管を投資しない → 動脈硬化・心疾患・脳卒中
- 腸を投資しない → 免疫低下・肌荒れ・慢性疲労
結果として、医療費がかさみ、金融資産を削られる。
これはまさに「健康資産の破産」です。

✅ 健康格差 あなたの寿命は社会が決める
健康資産への投資戦略【分散・継続・複利】
投資の世界で重要なのは、「分散」「継続」「複利」。
これは健康資産にも、そのまま当てはまります。
分散
筋肉・血管・腸の3資産にバランスよく投資する。


継続
週数回の筋トレ、毎日のストレッチ、発酵食品を習慣化。
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複利
5年、10年と続けることで、筋肉は維持され、血管は柔らかく、腸は安定。
その成果は「見た目年齢−10歳」「医療費の大幅節約」という形で戻ってきます。


まとめ【未来の自分に配当をもたらす投資】
40代男性にとって、最大の資産運用は「身体」への投資です。
- 筋肉は、株式投資(成長資産)
- 血管は、不動産投資(長期安定資産)
- 腸は、現金資産(日々の流動性)
現状維持=衰退。
投資しなければ、健康資産は確実に目減りしていきます。
逆に今日から投資を始めれば、未来の自分に 若さ・活力・寿命という配当 が必ず返ってきます。
金融資産を積み上げるように、健康資産を積み上げる。
その先にあるのは、10年後も、20年後も 堂々と若々しく輝く自分 です。
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