“正しい努力”をしても痩せない理由。
糖質制限、脂質制限、ファスティング、キャベツダイエット、りんごダイエット。
一度は聞いたこと、やったこと、ありますよね。
僕もパーソナルトレーナーとして15年、数えきれないほどのダイエット法を研究・実践してきました。
もちろんどれも「理論的には正しい」。
でも、結果が出る人と出ない人がいる。
それは、
「栄養学の知識」ではなく、「自分の体の個体差」を理解しているかどうか。
つまり、“同じ食材を食べても炎症を起こす人がいる”という現実です。
この「体の炎症こそがダイエットを失敗させる最大の敵」。
それに気づいたのが、遅延型フードアレルギー検査との出会いでした。
✅ その「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった? 遅発型フードアレルギー
【大谷翔平選手も実践】「遅延型フードアレルギー」とは何か?
大谷翔平選手が身体づくりの一環で受けたと報じられたのが、「遅延型フードアレルギー検査」。
これは、一般的な「即時型アレルギー(IgE)」とは全く別モノです。
| 比較項目 | 即時型アレルギー | 遅延型アレルギー |
|---|---|---|
| 反応時間 | 数分〜数時間で出る | 数時間〜数日後に出る |
| 抗体の種類 | IgE抗体 | IgG抗体 |
| 典型症状 | じんましん、呼吸困難など | 倦怠感、肌荒れ、頭痛、むくみ、集中力低下など |
| 原因の自覚 | 気づきやすい | ほとんど気づけない |
この遅延型は、“食後数日後に炎症が起きる”ため自覚が難しい。
例えば「3日前に食べた卵」が今の倦怠感の原因になっている
そんなこと、普通は想像もしません。
でもこの“慢性的炎症”が、体内では静かに代謝を落とし、ホルモンバランスを乱し、結果として
「痩せにくく、疲れやすく、肌が荒れる」
という負のスパイラルを引き起こします。
大谷選手の検査結果では、なんと「卵」がNG食材。
筋肉の源とも言える卵を制限しながら、彼は世界トップのパフォーマンスを維持している。
それほどまでに、“自分の体に合う/合わない”を知ることが重要なのです。
✅ 隠れフードアレルギー
【クリニックで血液検査】僕の「衝撃の結果」
僕も実際に、専門クリニックで遅延型アレルギー検査を受けてみました。
採血をして、約3週間後。
届いたレポートを見て、思わず笑いました。
「これ、僕、何を食べて生きればいいの?」って。笑
検査結果はこちら、、
- 卵 → NG
- 米類 → NG
- 小麦 → NG(グルテンフリー確定)
- 乳 → NG(カゼイン・ラクトース反応)
- もやし → NG
- キャベツ → NG
- ほうれん草 → NG
はい、“健康食の代表たち”がことごとく僕に合っていなかったのです。
つまり、、
「もやしダイエット」も「キャベツダイエット」も、僕にとっては“炎症ダイエット”。
これほどショッキングな結果はありませんでした。

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「炎症」と「代謝」のメカニズム
ここで少し、専門的な話をしましょう。
遅延型アレルギーの主役は「IgG抗体」。
特定の食材を頻繁に摂取することで、腸管免疫が過剰反応を起こし、慢性炎症が続きます。
炎症が起こるとどうなるか。
血管が収縮し、細胞内のエネルギー代謝(ミトコンドリア機能)が低下します。
つまり、「脂肪が燃えにくい状態」になるんです。
さらに炎症性サイトカイン(IL-6やTNF-α)が増えることで、
- コルチゾール(ストレスホルモン)が上昇
- 睡眠の質が低下
- 筋肉分解が進む
まさに、“太りやすく痩せにくい体質”の完成です。
ここまで読めば、あなたも薄々気づいたはず。
「食べすぎ」ではなく「合っていない食材」が、
あなたのダイエットを邪魔していたのかもしれません。

“合わないもの”を抜くと人生が変わる
検査結果を受けて、僕は食生活を一新しました。
卵・乳製品・小麦を抜き、代わりに
- 良質なたんぱく質:鶏むね肉、白身魚
- 炎症を抑える脂質:オリーブオイル、亜麻仁油
- グルテンフリー炭水化物:玄米麺、オートミール(反応なしのもの)
に切り替えたところ、
2週間で、身体の“重だるさ”がスッと消えたんです。
肌も明るくなり、朝の目覚めも軽くなる。
そして何より、トレーニングのパフォーマンスが上がる。
これはもう、ダイエットというより“体質リカバリー”です。
✅ 「なんとなく不調」の原因かも!? 大人のフードアレルギーを治す食べ方

「痩せる」より「炎症を抑える」へ。
私たちはつい「カロリー」や「糖質」に目を奪われがちです。
でも本当に見るべきは、“自分の免疫反応”です。
どんなに完璧なPFCバランスでも、
「自分に合わない食材」を食べ続けていれば、身体はずっと炎症状態。
炎症が減れば、代謝が自然に戻る。
代謝が戻れば、痩せるのは“結果”にすぎません。

「正しい食事」より「自分に合う食事」。
誰かの成功法則は、あなたの失敗原因かもしれません。
「良い食べ物=自分に良い食べ物」とは限らない。
遅延型アレルギー検査は、あなたの身体にとっての「食の取扱説明書」。
これを知ることで、ダイエットも、美肌も、健康も、“土台”から整っていきます。
もう「〇〇ダイエット」に振り回される時代は終わりです。
これからは、
「あなたの体が望む“オーダーメイド栄養”の時代」
です。

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