骨格診断と筋トレ
「骨格診断」と聞くと、ファッションの話だと思う人が多いですが…実は身体づくりの戦略としても使える、かなり便利な“考え方”なんです。
もちろん、医学的な診断名ではありません。
あくまで「身体のつくりを3タイプに整理した概念」。
ただ、15年以上パーソナルトレーナーとして何千人も身体を見てきた僕の実感としては、、
骨格診断、思ってる以上に体づくりとリンクしている。
肩の幅、腰の位置、筋肉のつき方、体重の増減のクセ。
すべて“骨格タイプごとに反応が違う”と感じる場面が多くあります。
だからこそ、この記事では「骨格診断を初めて聞いた男性」にこそ知ってほしい、
身体づくりの迷路から抜け出すヒントとしてこの概念を紹介していきます。

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骨格ストレート・ナチュラル・ウェーブの特徴
男性の骨格診断は、ストレート・ナチュラル・ウェーブの3タイプ。
それぞれの“骨・筋肉・脂肪のつく位置”の傾向が大きく異なります。
◆骨格ストレート
最も“立体的で男らしい”体つきが出やすいタイプ。
特徴
- 胸板が厚く、胴体が短め
- 肩の丸みにハリがある
- 腰位置が高く、重心が上
- 太りやすいが、そのぶん痩せると一気に締まる
- 筋肉が乗る位置がわかりやすく、“男らしさ”が出やすい
トレーナー視点では、ストレートは効かせる精度が高い体質。
少し鍛えただけで胸や肩の丸みが出やすく、「スーツが似合うシルエット」が自然に整います。
◆骨格ナチュラル
最も“均整の取れたフレーム”を持つタイプ。
特徴
- 骨が太めでフレームがしっかり
- 肩幅が広く、手脚も長め
- 筋肉のつき方がフラットで自然
- 体重変動の上下幅が少ない
- アスリート的な雰囲気が出やすい
ナチュラルはトレーナーから見ると最も再現性が高いタイプ。
食事とトレーニングの反応が素直で、鍛えればしっかり変わる、抜けばそのまま維持される。
「安定型の優等生」みたいな骨格です。
◆骨格ウェーブ
僕もこのタイプ。
最も“線が細く、柔らかい印象”が出やすい骨格です。
特徴
- 肩まわりや胸板が華奢に見えやすい
- 上半身のボリュームが控えめ
- 腰位置が低く、下半身が目立ちやすい
- 脂肪がつきやすい場所が偏りやすい
- 筋肉がつきづらいが、細かい筋肉の動きは作りやすい
このタイプは、トレーナー目線だと努力が成果に直結するまでに時間がかかるタイプ。
「頑張ってるのに変わらない…」という不安を抱きやすいのも特徴です。

骨格タイプによって筋トレの“ハマるやり方”が違う
ここが最重要ポイントです。
骨格タイプを理解すると、
「なんで自分だけ身体が変わりにくいの?」
「なんであの人はすぐ筋肉がつくの?」
の理由がスッと理解できるようになります。
◆ウェーブは“量×頻度”で勝負
僕自身が骨格ウェーブなので、これは身をもって実感しています。
- 重さも必要、反復回数も必要
- 週2より週3〜4
- 1回で追い込むより、複数回で積み上げる方が成果が出る
- 肩・胸は重点的にやらないと育ちにくい
つまり、“量の積み上げ”が勝ちパターン。
筋肉のつき始めが遅いだけで、正しい量をこなすとちゃんと変わります。
昔の僕は「やってるけど伸びない…」と悩んでいましたが、骨格ウェーブを理解してから一気に身体が動きました。
◆ストレートは“やりすぎ注意で丁度いい”
ストレートは筋肉の反応が早いので…
- やり込み過ぎるとゴツくなりすぎる
- 高重量は相性が良いが、怪我リスクも上がる
- 無駄な種目は減らし、“必要な筋肉だけ狙う”で完成度が上がる
ストレートは効率の良さが最大の武器。
ちょっと筋トレしただけで、「え、なんか肩丸くない?」と言われるタイプ。
◆ナチュラルは“バランス型の最強プレイヤー”
- 重量も回数も両方伸ばしやすい
- 脂肪を落としやすい
- ボディメイクの方向性を変えられる(細身・マッチョどちらもOK)
ナチュラルは、身体づくりの“自由度が高い”。
計画通りに身体が動くので、トレーナーとしても組み立てやすいタイプです。

まとめ
骨格診断は、医学的な診断ではありません。
しかし、体型づくりの現場で見てきた経験上、骨格タイプごとに反応が違うのは事実です。
あなた自身の骨格を知ることで、、
- トレーニングが効きやすいポイント
- 変わりにくい理由
- 攻めるべき種目
- 無駄に悩まずに済むコツ
これらが一気に明確になります。
ストレート・ナチュラル・ウェーブ。
どれが優れているという話ではなく、
「タイプを知り、戦略を変えることで、結果が最短になる」
これが骨格診断を身体づくりに活かす最大のメリットです。
あなたの身体は、あなたの骨格から始まっています。
今日のトレーニングを、ぜひあなたの“タイプ専用の攻略法”でアップデートしてみてください。
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